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MRI検査について

MRI(磁気共鳴画像)検査は、強力な磁石と電波を使用して体内の詳細な画像を撮影する検査方法です。特に整形外科領域では、骨、筋肉、靭帯、神経などの軟部組織を鮮明に描出できるため、非常に重要な診断ツールとなっています。
福井市加茂河原の宮﨑整形外科では、患者様の快適性と診断精度の両立を目指し、オープン型MRI装置を導入しています。
レントゲンやCTとの違い
レントゲンは主に骨の状態を確認するのに適していますが、軟部組織の詳細な観察は困難です。CTは骨や軟部組織の断層画像を得られますが、放射線被ばくがあります。一方、MRIは放射線被ばくがなく、軟部組織の詳細な観察が可能です。特に靭帯、腱、軟骨、神経などの状態を鮮明に描出できるため、整形外科領域では欠かせない検査となっています。
オープン型MRIを導入

当クリニックでは、患者様の快適性と安全性を最優先に考えて、オープン型MRI装置を導入しています。従来の閉鎖的なトンネル型MRIとは異なり、開放された設計となっています。検査室全体も明るく開放的な雰囲気で、閉所恐怖症の方も含めて患者様にリラックスして検査を受けていただける環境が整っています。
放射線被ばくがないため、小さなお子様や妊婦の方も安心して検査を受けることができます。患者様の心理的負担を軽減し、より正確で効果的な診断を可能にする、患者様に優しいMRI検査を提供しています。
MRI検査でわかること
MRI検査は整形外科領域で幅広く活用されています。主な適応例は以下の通りです。
脊椎疾患
椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症の診断に有効です。神経の圧迫状態を詳細に観察できます。
関節疾患
肩の腱板断裂や膝の半月板損傷など、関節内の軟部組織の状態を詳細に評価できます。
スポーツ外傷
筋肉の肉離れや靭帯損傷の程度を正確に診断でき、復帰までの期間予測にも役立ちます。
骨折
X線では見えにくい疲労骨折や骨挫傷などの診断に有効です。
軟部腫瘍
筋肉や脂肪組織などの軟部組織に発生した腫瘍の診断に役立ちます。
MRI検査の注意点
放射線被ばくについて
MRI検査では放射線被ばくはありません。妊娠中の方や小児でも安全に検査を受けられます。
金属製品の取り扱い
強力な磁石を使用するため、金属製品は検査室に持ち込めません。ペースメーカーなど体内に金属がある方は、事前にお申し出ください。
妊娠中の方への注意事項
妊娠初期の方は、念のため検査を避けることがあります。妊娠中の方は必ず事前にお知らせください。
造影剤の使用について
必要に応じて造影剤を使用する場合があります。アレルギーの有無を事前にお知らせください。