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上肢(腕)・手・肘の痛みについて

上肢(腕)・手・肘の痛みは、日常生活やお仕事に大きな影響を与える症状です。これらの部位は、細かな作業から力仕事まで幅広く使用するため、様々な原因で痛みやしびれが生じることがあります。
福井市加茂河原の宮﨑整形外科では、患者様お一人おひとりの症状に合わせた適切な診断と治療を提供しています。上肢や手、肘に不快感や痛みを感じる場合は、お早めにご相談ください。
こんな症状はありませんか?
- 手や指の痛み、しびれ:特に手の平や指先に感じる痛みやしびれ
- 腕を動かす際の痛みや制限:腕の上げ下げ、捻る動作での痛みや動きの困難さ
- 肘の違和感や痛み:肘を曲げ伸ばしする際の不快感や痛み
- 手首や手の甲の腫れ:手首や手の甲部分に見られる腫れや発赤
- 指の曲げ伸ばしに伴う痛み:指を動かす際の痛みや制限
- 夜間や朝方の手の痛み:休息中や朝起きた時の手の痛み
- 重い物を持つ際の腕の痛み:物を持ち上げる動作での腕の痛み
- 慢性的な肘周辺の痛み:肘周辺部に持続する痛みや違和感
など
上肢(腕)・手・肘の痛みの主な原因
手根管症候群
手首の神経(正中神経)が圧迫されることで、手の平や指にしびれや痛みが生じる疾患です。
主な症状
- 親指、人差し指、中指のしびれや痛み
- 夜間や朝方の症状悪化
- 物をつまみにくい、握力の低下
など
治療方法
軽度の場合は、手首の固定や消炎鎮痛剤の投与、ステロイド注射などの保存療法を行います。症状が改善しない場合は、手術療法を検討します。
テニス肘(上腕骨外側上顆炎)
肘の外側にある腱の付着部に炎症が生じる疾患です。テニスに限らず、手首を繰り返し使う動作で発症することがあります。
主な症状
- 肘の外側の痛み
- 物を握る際の痛み
- 手首を後ろに反らす動作での痛み
など
治療方法
安静、消炎鎮痛剤の投与、物理療法などの保存療法を行います。症状が改善しない場合は、ステロイド注射や手術療法を検討します。
ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)
肘の内側にある腱の付着部に炎症が生じる疾患です。ゴルフに限らず、手首を繰り返し使う動作で発症することがあります。
主な症状
- 肘の内側の痛み
- 握力低下
- 手首を曲げる動作での痛み
など
治療方法
テニス肘と同様に、安静、消炎鎮痛剤の投与、物理療法などの保存療法を行います。症状が改善しない場合は、ステロイド注射や手術療法を検討します。
ばね指(弾発指)
指の腱鞘に炎症が生じ、指の曲げ伸ばしがスムーズにできなくなる疾患です。
主な症状
- 指の引っかかり感
- 指の痛み
- 朝方の症状悪化
など
治療方法
初期段階では、指の安静と冷却、腱鞘に負担をかけない工夫が大切です。症状が続く場合は、腱鞘周辺への注射療法を行います。これで改善しない場合や、症状が重い場合は、腱鞘を切開して腱の動きを滑らかにする手術を検討します。
橈骨遠位端骨折(コーレス骨折)
手首の骨(橈骨)の端が折れる骨折です。転倒して手をつく際によく起こります。
主な症状
- 手首の痛みと腫れ
- 手首の変形
- 手首の動きの制限
など
治療方法
骨折の程度によって、ギプス固定や手術療法を選択します。手術後はリハビリテーションを行い、手首の機能回復を目指します。
デュピュイトラン拘縮
手の平の筋膜が肥厚・短縮し、指が曲がったままになる疾患です。
主な症状
- 手の平の皮膚の硬結
- 指(特に薬指や小指)が伸びにくくなる
- 症状の進行に伴う手の機能障害
など
治療方法
軽度の場合は経過観察を行います。症状が進行し日常生活に支障がある場合は、手術療法を検討します。
宮﨑整形外科で行う上肢(腕)・手・肘の痛みへの手術

当クリニックでは、患者様の症状や病態に応じて、適切な手術方法を選択・提供しています。上肢(腕)・手・肘の痛みを引き起こす主な疾患に対する手術方法は以下の通りです。
手根管症候群
手根管開放術
手首の靭帯を切開して手根管を広げ、圧迫された正中神経を解放します。しびれや痛みを軽減し、手の機能を改善する手術です。
テニス肘・ゴルフ肘
腱剥離術
肘の外側または内側の痛みの原因となっている炎症を起こした腱を部分的に切離します。痛みを軽減し、肘の機能回復を目指す手術です。
ばね指(弾発指)
腱鞘切開術
指の腱を覆う腱鞘を切開し、腱の動きを滑らかにします。指の引っかかりや痛みを解消し、指の曲げ伸ばしをスムーズにする手術です。
橈骨遠位端骨折(コーレス骨折)
観血的骨接合術
手首の骨折部位を切開して直接確認し、プレートやスクリューで固定します。骨折の種類や状態に応じて最適な固定方法を選択します。
デュピュイトラン拘縮
拘縮解離術
手の平や指の皮下にある異常な組織を切除し、指の動きを改善します。進行具合に応じて切除範囲を調整し、手の機能回復を目指します。
これらの手術は、患者様の年齢、活動性、症状の程度など、様々な要因を考慮して最適な方法を選択します。また、可能な限り低侵襲手術の技術を取り入れ、患者様の負担軽減と早期回復を目指しています。